苫小牧市のJR糸井駅前に21日オープンした本格ピザ店。生地はふんわりとした食感で、トマトの赤、チーズの白、バジルの緑と色鮮やかな「マルゲリータ」（1210円）が自慢の一品だ。

　トマトは古くからイタリアで栽培され続ける品種「サンマルツァーノ」を使用。水っぽくならず、うま味成分が多いという。現在、自店での栽培を目指している。生地の粉やモッツアレラチーズもイタリア産。薄めの生地でありながら、もちもちとした食感でボリューム感もある。

　ピザ窯の燃料は、製材時に発生する端材などを小粒の棒状に圧縮成型したペレットを苫小牧広域森林組合から仕入れている。木質燃料のため、まきと同様の焼き上がりに仕上がる。

　木村幸裕代表は「胆振地域の野菜や水産物を使用した本格イタリアンを提供したい」と、札幌市から苫小牧市へ移り、店を構えた。店名の「ポポラーレ」はイタリア語で庶民的などの意味。木村代表は「地元に愛され、誰もが気軽に楽しめる店を目指したい」と意気込む。

　ランチでは、旬の野菜を使った料理を提供、ピザのセットメニューも用意。ディナーではナポリの伝統料理カポナータなども楽しめる。

　注文時に「民報見た」と伝えると、29日から8月3日まで、デザート一つかドリンク1杯をサービスする。

　苫小牧市日吉町3の9の6。営業時間はランチが午前11時～午後2時半、ディナーが午後5時～同9時。水曜定休。携帯電話050（8881）4982。