第103回全国高校野球選手権大会南北海道大会室蘭支部予選第6日は1日、とましんスタジアム=苫小牧=でCブロック2回戦2試合が行われた。苫小牧東が静内に7―3で勝利、苫小牧中央は室蘭栄に7―0でコールド勝ちし、それぞれ代表決定戦に進出した。
▽Cブロック2回戦
苫小牧東
102010030―7
000100002―】3
静 内
(苫)猪田、木村英―前川
(静)吉原、山田、櫻井―角
?田代(静)
室蘭栄
00000000 ―0
10300201x―7
苫小牧中央
(八回コールド)
(室)住吉―佐々木
(苫)斉藤、神部、宮田―笹原
?関川(室)橋本(苫)
?三浦(苫)
6月30日
▽Bブロック2回戦
伊達緑丘
000001001―2
01200000X―3
北海道栄
(伊)越橋―長尾
(北)小沼―奥山
?中村、遠藤、越橋(伊)川越(北)
室蘭清水丘
010001002
000000400
浦 河
00 ―4
01X―5
(延長十一回サヨナラ)
(室)久保―太田
(浦)下向、山岸尚―別所
?別所(浦)
?榎本、久保(室)
◇
―静内・高橋敬一監督 ミスもあって点差が開いたが、最後まで諦めず元気なプレーを見せていた。3年生は5人ながらチームの雰囲気づくりに貢献してくれた。下級生が引き継いでほしい。
小林大虎主将 打線が左投手を崩せなかった。春季大会の不戦敗の悔しさがあったけど、全力を出し切れたのでよかった。
苫小牧東の高田(3年)が4番の仕事をきっちりこなした。3安打の猛打賞で4打点を挙げた。
三回に1死満塁で2点適時打。八回にも1死二、三塁で左方向に運び、またも2点適時打となった。「4番としての仕事を果たせた」と語った。
苫東ナインは5月から、苫東OBで主将として1998年の全国選抜大会に出場した須貝浩氏に指導を受けてきた。打撃では初球の大切さを学んだと言い「初球から積極的に振るバッティングができた」と話す。
春季大会代表決定戦では本塁打も放っていた主砲だが、この日は単打を重ねた。「ライナーで野手を抜くイメージでバットを振った」と狙いを明かした。
3日に6年ぶりの南北海道大会出場を懸けた代表決定戦に臨む。「目標とする円山に行けるよう、長打力を生かした活躍を見せたい」と意気込みを語った。
―苫小牧中央の先発斉藤(2年)が室蘭栄打線を6回無失点に抑える好投を披露。直球を武器に勝利に大きく貢献した。
「ストレートは走っていなかった」と話すが、140キロ超えの直球を連発した。全投球回で走者を抱えたものの、直球にスライダーやカーブなどの多彩な変化球も織り交ぜ、決定打を与えなかった。「丁寧な投球を心掛けた」と力投を振り返った。
駒大苫小牧との春季大会代表決定戦で先発登板したが、6連打を浴びて逆転負けの苦杯をなめた。コースを定めて投げ込む投球練習を積むなど制球に自信を付けた。「次の登板ではさらにコントロールを高めてチームにリズムを与えるピッチングができれば」と淡々と語った。