全日本女子IH・Aプール トヨタ予選1位通過―道路建設に競り勝つ

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2021年3月13日
Aプール予選1位決定戦〔トヨタシグナス―道路建設ペリグリン〕1ピリ、道路建設ゴール前の激しい攻防=12日、札幌市月寒体育館

 第40回全日本女子アイスホッケー選手権大会(日本アイスホッケー連盟主催)第2日は12日、札幌市月寒体育館で予選トーナメント1位決定戦が行われ、Aプールはトヨタシグナスが道路建設ペリグリンに2―1で競り勝った。BプールはSEIBUプリンセスラビッツがDaishinを4―3でかわした。

 予選トーナメントの結果、第3日の13日から始まる上位陣の決勝トーナメントはAプール1位のトヨタとBプール2位のDaishin、Bプール1位のSEIBUとAプール2位の道路建設の組み合わせで準決勝が行われる。

 ◇予選トーナメント

 【Aプール】

 ▽1位決定戦

 トヨタシグナス2―1道路建設ペリグリン

 ▽得点者【ト】瀧本(石田、桜井芽)伊藤小(志賀紅、獅子内)【道】高(米山)▽GK【ト】所【道】増原

 ▽3位決定戦

 VORTEX札幌アイスホッケークラブ4―1高須クリニック御影グレッズ

 【Bプール】

 ▽1位決定戦

 SEIBUプリンセスラビッツ4―3Daishin

 ▽3位決定戦

 帯広クレインズレディース2―0釧路ベアーズ

 道路建設ペリグリン・寺尾幸也監督 連係よりも単独のプレーが目立ち、それをトヨタの守りに封じられた。決勝トーナメントではペリグリンらしいホッケーを見せたい。

 ―攻守光るトヨタ

 トヨタシグナスが道路建設ペリグリンを1点差で振り切って予選Aプール1位となった。公式戦の苫小牧勢対決でライバルに勝利するのは昨年9月の河渕杯争奪第19回レディースカップ(帯広市)決勝で3―2で破って以来。藤本主将は「ゴールへの積極性やシュートの精度向上といった今シーズン取り組んだことが実った試合だった」と手応えを語った。

 先制点は第1ピリオド18分にFW瀧本がGKの足下を擦り抜けるシュートで決めた。「チームに勢いを与える先制点を自分が決めることができた」と満足そうに語った。第2ピリオド6分にFW伊藤小が追加し、一時は2点差とした。

 道路建設の猛チャージを1点に抑える守備も光った。同ピリオド残り2分で2人少ないキルプレーのピンチがあったが、懸命に切り抜けた。DF志賀葵は「とにかくがむしゃらに守った」と激闘を振り返った。

 13日からは初栄冠を懸けた決勝トーナメントが始まる。今監督は「この一戦でできたプレーをあす以降も続けて、優勝を目指す」と抱負を語った。

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