道などは15日、新型コロナウイルスの感染者が新たに202人確認され、6人が死亡したと発表した。このうち73人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が3桁台となるのは10日連続で、200人を超えるのは9日以来6日ぶり。道内の死者は累計527人、感染者は延べ1万5502人(実人数1万5463人)となった。
道は67人の感染を確認した。内訳は、苫小牧市3人(10代女子生徒、30代女性会社員、50代男性)を含む胆振管内10人のほか、石狩管内20人、渡島管内15人、空知管内5人、後志、十勝両管内各3人、釧路、留萌、オホーツク3管内各2人、日高、上川、根室3管内各1人、札幌市と鹿児島県居住各1人。千歳市の認定こども園で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、5人(職員4人と園児1人)の陽性が判明した。北斗市の福祉施設運営会社「魅力」が運営する小規模多機能ホーム「らしさ七重浜」でも10人(施設利用者6人と職員4人)が感染し、クラスター認定された。
札幌市は107人の感染を確認。市内の介護老人保健施設で13人(入所者10人と従業員3人)の新規クラスターが発生した。
このほか、小樽市が9人、
函館市は、過去最多の19人の感染を発表した。
死者は道で居住地非公表の3人(70代女性と年代・性別非公表の2人)、小樽市で2人(年代・性別非公表)、札幌市で1人(90代女性)を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万3344人。15日現在の患者数は前日から53人増の1631人で、重症は1人増の10人となった。14日時点の入院患者の病床利用数は、前日から7床増えて694床。軽症者向けの宿泊療養施設には411人が入所している。同施設への入所日調整中で自宅待機しているのは171人。自宅などで療養している人は302人に上っている。