新名称は「レッドイーグルス北海道」 アイスホッケー・王子 今春クラブチームへ   準備室設置 室長に竹俣氏

  • アイスホッケー, スポーツ, レッドイーグルス
  • 2021年1月12日
新年度からクラブチーム化する王子イーグルス=昨年10月のアジアリーグジャパンカップ、白鳥王子アイスアリーナ

  王子ホールディングスは12日午前、新年度からクラブチーム化するアイスホッケー王子イーグルスの新チーム名称をグループ社内公募で決めた「レッドイーグルス北海道」とし、「クラブチーム化準備室」を設置したと発表した。同室長には王子機能材事業推進センター取締役の竹俣一芳氏が就任する。

  同社は昨年10月、企業チームとして運営してきた王子イーグルスのクラブチーム化を表明。苫小牧市に引き続き拠点を置いて地域密着型の活動を行い、競技人口増加や人気の復活を目指していくとしている。

  クラブチーム化準備室長に就任する竹俣氏は61歳。1982年に慶応大商学部から王子製紙に入社し、2009年3月から11年3月まで苫小牧工場事務部長を歴任。この間、王子イーグルスの部長に加え、苫小牧市体育協会(現・市スポーツ協会)会長なども務めた。

  クラブチーム化準備室の本社内への設置は11日付。チームの新運営会社設立を今年4月1日に予定し、次の21~22シーズンは浸透したイーグル(ワシ)に加え「熱く燃える」をイメージしたチームカラーのレッド、道内全域での活動展開の意味を込めた北海道を冠した新名称で登録するという。

  同チームの20~21シーズン登録選手はカナダ人2人を含む25人。スタッフは12人。参加している男子アイスホッケーのアジアリーグは今季、新型コロナウイルスの影響で多国間交流を中止。王子は代替の国内勢だけによるジャパンカップに参戦中で、12日時点で勝率7割8分6厘で首位に立つ。昨年12月の第88回全日本選手権では3位だった。

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