道などは5、6の両日、新型コロナウイルスの感染者が新たに370人(5日183人、6日187人)確認されたと発表した。このうち128人(5日57人、6日71人)の感染経路が分かっていない。死者は5日、札幌市で2人(80~90代男女)、道で2人(居住地・年代・性別非公表)の計4人、6日は札幌市で7人(60~90代男女)、旭川市で7人(年代・性別非公表)、道で1人(80代男性)の計15人を確認。日別としては1日の14人を上回り過去最多を更新した。道内の感染者は延べ1万39人(実人数1万11人)となった。
道は5日、42人の感染を確認した。内訳は、胆振管内の年代・性別非公表1人のほか、石狩管内21人(千歳市4人、恵庭市3人など)、空知管内9人、十勝管内6人、上川管内5人。滝川市のJR北海道岩見沢保線所滝川保線管理室では20~60代の職員7人の感染が判明し、クラスター(感染者集団)と認定された。
6日も道は39人の感染を確認した。内訳は苫小牧市の60代男性1人を含む胆振管内5人、石狩管内12人(千歳市3人、恵庭市1人など)、桧山管内6人、十勝管内5人、オホーツク管内3人、空知、上川、釧路3管内各2人、渡島管内1人、岩手県居住1人。クラスターとなっている千歳市の陸上自衛隊東千歳駐屯地では1人増の計38人、北広島市の障害者支援施設でも1人増の計118人に感染が拡大した。
札幌市は5日、111人の感染を確認した。市内の認可保育施設で2件のクラスターが発生。1カ所目は職員と園児ら5人、2カ所目は8人の陽性が判明した。同市は6日も、133人の感染を確認した。
旭川市は5日に27人、6日は15人の感染を確認。旭川厚生病院では新たに看護師ら15人の感染が判明して計217人となり、国内最大のクラスターとなった。慶友会吉田病院でも11人増の計184人に感染が拡大した。
小樽市は5日、3人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは7546人。現在の患者数は2237人となり、24人が重症、死者は累計で256人となった。