北海道電力苫東厚真発電所の社員寮(厚真町)で、従業員5人の新型コロナウイルス感染が判明し、17日に道がクラスターに認定した。同日までに寮関係者ら計47人をPCR検査し、5人以外の陰性を確認。発電所は通常通り操業している。
同社によると、14日に従業員1人が発熱症状を訴え、15日に検査で陽性と判明した。社員寮の食堂を利用する10人が濃厚接触者と特定され、検査で16日に4人が陽性、6人が陰性と判定された。
このため入寮者全員を含む関係者に対象を広げて検査したが、17日までに残り全員の陰性を確認したという。社員寮の共用部分などの消毒も終え、同社は「発電所の運営に特段の支障はない」と話している。