道と札幌市、小樽市は28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに52人(再陽性者1人を含む)確認されたと発表した。このうち22人の感染経路が不明で、道内で日別の新規感染者が50人以上となるのは2日ぶり。千歳市と札幌市の接待を伴う飲食店の計2店でクラスター(感染者集団)が発生した。道内の感染者は延べ2933人(実人数2910人)となった。
道は千歳市の60代男性会社員2人と石狩管内の20~50代男性3人、胆振管内の年代・性別非公表1人、十勝管内の年代・性別非公表1人、釧路管内の10代女子生徒と年代・性別非公表1人、神奈川県在住の20代男性の計10人の感染を確認。千歳市の接待を伴う飲食店では28日までに、20~60代の経営者・従業員4人と客6人の計10人の陽性が判明し、クラスターと認定した。道によると同店ではPCR検査を計38人に実施済みで、「濃厚接触者はすべて確認できている」という。
札幌市は、10~60代男女33人と年代・性別非公表5人の計38人の感染を確認。このうち、30代の自営業男性は21日に治療を終えて回復したが、再び陽性が判明した。道内の再陽性の確認は23人目。ススキノ地区の接待を伴う飲食店では新たなクラスターが発生。同店では10~40代の従業員10人の感染が分かっている。道内のクラスターの確認は、計65例となった。
プロバスケットボール・Bリーグのレバンガ北海道は28日、折茂武彦社長(50)が感染したと発表した。
小樽市は、20~80代男女4人の感染を確認した。
道内では2462人が治療を終えて回復。現在の患者数は362人で、4人が重症となっている。109人が死亡。病床利用数は158床(警戒ステージ2は150床、ステージ3は250床が指標)となり、軽症者向けの宿泊療養施設に204人が入所している。