苫小牧市医師会は27日、市役所本庁舎で会見し、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備えて11月2日に「発熱検査センター」を開設すると発表した。現在の苫小牧PCR検査センターを機能強化した「苫小牧発熱検査センター」(10歳以上対象)と、新設する「小児発熱検査センター」(同9歳以下)の2拠点で設置場所は非公表。市医師会に加盟する医師が対応し、地域医療の負担軽減と迅速な診療につなげる考えだ。
発熱などでインフルエンザやコロナの疑いがある場合、かかりつけ医に電話し、リモート診療後、医師の判断で各発熱検査センターに回る仕組み。かかりつけ医がいない場合は道の健康相談センターや市健康支援課、市医師会、保健所に電話相談する。
苫小牧発熱検査センターの検査はウオークスルー方式で、平日午後1時半~5時の時間帯で内科医などが輪番で対応。小児発熱検査センターも小児科医会の専門医が輪番で診察(時間非公表)し、必要に応じてインフルや新型コロナの検査を行う。いずれも予約制で1日当たり最大検査数は各40人としている。