スープ強火でまろやかに  苫小牧 麺屋よしの 味噌

  • ニュース, 当店のいっぴん
  • 2020年10月19日
味のまろやかなスープ
味のまろやかなスープ
「来店者がゆっくり過ごせる場所に」をコンセプトにした店内
「来店者がゆっくり過ごせる場所に」をコンセプトにした店内

 2020年9月、苫小牧市春日町にオープンしたラーメン店。店主の太田史一さん(49)が10年近く働いていた麺屋朱雀(現小糸井町)の移転を機に、同じ場所で独立を果たした。

 看板メニューは「味噌」(税込み800円)。「朱雀は、みそ本来の味を引き出していた」と太田さんがほれ込んだ一品をベースにする。スープ作りの際、みそを朱雀よりも強めの火に掛けることで、よりまろやかさを出すのがよしのの特長だ。

 共に店を切り盛りする妻の亡き父が、営んでいたすし店の名を受け継いだ。新型コロナウイルス感染の情勢を考え、大々的な開店告知は控えたが、「スープが閉店(午後8時)前にいつも無くなってしまう。本当にありがたい」と太田さんは喜ぶ。

 沖縄産の塩を使用したちぢれ麺の「うま塩」、苫小牧産ホッキ節を使ったストレート麺の「昔風正油」(いずれも同780円)をメニューに加えた。市内のすし店を皮切りに、和・洋・中の各飲食店で勤務し、経験を積んだ太田さん。「これまでに得た知識を生かしたラーメンを今後も考案したい」と意気込む。

 苫小牧市春日町3の16の23。営業時間は午前11時から午後3時までと、午後5時から同8時まで(スープが無くなり次第終了)。月曜定休。電話0144(56)5338。

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