新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が静内高校で発生したことを受け、道教育委員会は16日までに、各道立学校に対し感染症対策の徹底を呼び掛ける文書を出した。
道教委ではこれまでも「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」(学校の新しい生活様式)を通知しているが、改めてマニュアルの徹底などを求めた。
内容は▽密閉の回避(換気の徹底)▽密集の回避(身体的距離の確保)▽密接の場面への対応(マスクの着用など)―の3点。「密接の場面―」では、体育授業と運動部活動でマスクの着用は必要ないが、児童生徒の間隔を十分に確保することを求めたほか、学校給食など食事の際には飛沫(ひまつ)を拡散させないよう机を向かい合わせにしない、大声での会話は控えるなどの対応が必要としている。