苫小牧市柏原の自動車部品製造、アイシン北海道の社長に5月29日付で就任。新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、あいさつ回りもできずにいたが「アイシングループとしてコロナ対策を徹底してきた」と理解を求める。
金型作りのエンジニアが出発点で、工期を5分の1に短縮してトヨタ技術開発賞を受賞したことも。米国で8年間勤務した経験から、「尊敬と感謝」を大事に仕事を進める。社員にも「安定した生産を実現しよう」と訴える。
コロナの影響で4月から減産し、従業員の一時帰休など厳しい局面もあったが、7月から生産は回復基調に。「下半期はかなり戻る見通し。社内プロジェクトで改善活動も進めてきた」と説明し「もっと地域経済に貢献できるよう頑張る」と意欲を見せる。
愛知県出身、山梨大卒。1982年に親会社のアイシン精機(愛知)入社。米子会社「Aisin USA MFG」社長、西尾機関工場長など歴任した。趣味はゴルフ。