苫小牧市の老人クラブ、日新草笛クラブ(宍戸励会長)が20日、日新町の草笛公園で半年ぶりの活動を行った。新型コロナウイルス感染防止の観点から屋外での開催となったが、会員41人が参加。ゲートボールの球を使ったオリジナルのゲーム大会を楽しんだ。
同クラブは毎年8月にゲートボールなどの競技大会を企画。今年はコロナ禍で中止も検討されたが、自粛の長期化による会員の体力低下防止やストレス発散などを図るため、規模を縮小して開かれた。
この日は、陸上のカーリングと呼ばれ、ストーンの代わりに円盤を投じる「カーリンコン」をアレンジした、同クラブオリジナルの「ゲーリンコン」をチーム総当たり戦で実施。3人1組の12チームが、ゲートボールの球を使った競技で熱戦を繰り広げた。
参加者はコロナ対策として全員がマスクとビニール手袋などを着用。勝負の行方に一喜一憂しながら、久しぶりに顔なじみ同士で活動を楽しんだ。宍戸会長は喜ぶ姿を見ながら「3密防止の観点から今後も屋外活動を検討したい」と話した。
同クラブはコロナの影響で3月から活動を一時自粛。その後、6月から地域の清掃活動のみ行っていた。