道と札幌市は13日、新たに10人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。このうち5人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ1593人(実人数1573人)となった。
札幌市は、20代の女性2人(会社員と職業非公表)、40代の女性会社員、50代の男性会社員、年代・性別・職業非公表の3人の計7人の感染を確認。クラスター(感染者集団)が発生している林下病院(南区)では新たに入院患者2人の陽性が判明し、計27人になった。
道は石狩管内の20代の男子学生、後志管内の50代の男性調理員、十勝管内の1人(年代・性別・職業非公表)の計3人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1348人。現在の患者数は142人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には38人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は11・3人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は5・3人(同3人以下)(3)入院患者数は104人(同250人以下)―となり、新規患者数と経路不明が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・50人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を30日連続で上回っている。