札幌市は11日、新たに14人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち4人の感染経路が不明。道の新規感染確認はなかった。道内の感染者は延べ1579人(実人数1559人)。
札幌市は20~50代の男女11人と年代・職業非公表の女性1人、年代・性別・職業非公表2人の計14人の感染を確認した。クラスター(感染者集団)が発生する林下病院(南区)では新たに入院患者1人の陽性が判明し、計25人に。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連の感染者も1人増え、計32店舗、59人となった。
石狩振興局は同日、感染経路不明の新規感染者が4人確認されたため、管内に発令している「新型コロナウイルス注意報」を31日まで延長すると発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1323人。現在の患者数は153人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には50人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は12・9人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は6・3人(同3人以下)(3)入院患者数は103人(同250人以下)―となり、新規患者数と経路不明が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・71人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を28日連続で上回った。