道と札幌市は10日、新たに13人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。このうち4人の感染経路が不明。道内の感染者は、延べ1565人(実人数1545人)となった。
札幌市は、20~60代の男女9人と年代・性別・職業非公表2人の計11人の感染を確認。クラスター(感染者集団)が発生する林下病院(南区)では看護師と患者各1人の感染が確認され、計24人となった。
ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連の感染者も1人含まれ、計32店舗、58人まで増えた。同じくクラスターが発生した中央区のライブハウスでは、道外の出演者11人(いずれも道外の自治体が公表)の感染も分かり、計26人となった。
道は、空知管内の女性(年代・職業非公表)と釧路管内の女性(同)の2人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1320人。現在の患者数は142人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には40人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は12・4人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は6人(同3人以下)(3)入院患者数は102人(同250人以下)―となり、新規患者数と経路不明が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・66人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を27日連続で上回った。