道と札幌市、旭川市は8、9の両日で新たに23人(8日13人、9日10人)の新型コロナウイルス感染を確認し、1人が再陽性になったと発表した。このうち15人(8日6人、9日9人)の感染経路が不明。道内の感染者は延べ1552人(実人数1532人)となった。
札幌市は8日に20~80代の男女10人(2人は年代非公表)、9日は20~40代の男女8人(3人は年代非公表)の計18人の新規感染を確認。クラスター(感染者集団)が発生している林下病院(南区)では、新たに患者1人の陽性が判明し、感染者は計22人に。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連の感染者も含まれ、同地区関連は計32店舗、57人に増えた。
また、札幌市は、9日の年代非公表の中に、手稲区の市立西宮の沢小学校の男子児童が含まれることを確認。7月に感染し、一度陰性となった40代男性が再び陽性になったことも発表した。
道は8~9日、釧路管内の40代の男性会社員と年代・職業非公表の男性、空知管内の50代の女性パート従業員と年代・性別・職業非公表の計4人の感染を確認した。
旭川市は8日、60代の無職女性の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1316人。現在の患者数は133人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には35人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は13・9人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は6・1人(同3人以下)(3)入院患者数は98人(同250人以下)―となり、新規患者数と経路不明は指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・85人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を26日連続で上回った。