道と札幌市、旭川市は7日、新たに14人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち半数の7人は感染経路が不明。道内の感染者数は延べ1528人(実人数1509人)となった。
道は、千歳市の航空自衛隊千歳基地に勤務する40代の男性自衛官と石狩管内の30代男性(職業非公表)、釧路管内の40代の男性会社員と50代の男性(職業非公表)の計4人の感染を発表。千歳の自衛官と釧路管内の会社員の2人の感染経路が分かっていない。
札幌市は、20代の女性アルバイト1人と年代・性別など非公表の6人の男女合わせて7人の感染を確認。クラスター(感染者集団)が発生する林下病院(南区)では、新たに入院患者3人の陽性が判明し、感染者は計21人に。中央区のライブハウスでも客1人の感染が判明し、計15人に。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連も1店、1人増えて累計で28店、52人となった。
また、札幌市は、ススキノ地区で感染者が出た飲食店(27店)の名前などを記したリストが外部に流出したと発表。同市保健所の三觜雄所長は「大変遺憾。流出の経緯を調査中で、弁護士や道警に相談し、今後の対応を検討していく」とのコメントを出した。
旭川市では、旭川十条病院に勤務する60代の男性医師のほか、50代の男性会社役員、40代の無職女性の計3人の感染を発表。上川総合振興局は7日、管内に「新型コロナウイルス注意報」を発令した。期間は27日まで。
道内で治療を終えて回復したのは1297人。現在の患者数は128人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には33人が入所している。