道と札幌市、小樽市は4日、新たに11人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち2人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ1489人(実人数1470人)となった。
札幌市は、10~60代(年代非公表1人)の8人(女性6人、男性2人)の感染を確認。30代以下の若い世代が半数の4人を占めた。また、市は市立保育所の清掃業務受託業者の60代の男性清掃員が、感染したと発表。クラスター(感染者集団)が形成されている中央区のライブハウスの感染者は4日までに計14人に増えた。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連の感染者は1人増えて24店、計47人となった。
道は、空知管内の20代女性(職業非公表)と年代・性別・職業非公表の2人の感染を確認した。
小樽市は、20代男性の医療従事者の感染を発表した。後志管内余市町の余市協会病院に勤務する男性職員で、同病院関連の感染者は2人となった。
道内で治療を終えて回復したのは1263人。現在の患者数は123人で、重症は3人。軽症者向けの宿泊療養施設には37人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は12・9人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は4・9人(同3人以下)(3)入院患者数は86人(同250人以下)
―となり、新規患者数と感染経路不明の二つが指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・71人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を21日連続で上回った。