道と札幌市、小樽市は3日、新たに23人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち、5人の感染経路が不明。新規感染者が20人を超えるのは5月6日(22人)以来、約3カ月ぶり。道内の感染者は延べ1478人(実人数1459人)となった。
札幌市は21人の感染を発表。クラスター(感染者集団)が発生している林下病院(南区)では、新たに入院患者や看護師ら12人の感染を確認。同病院関連の感染者は計17人となった。同じくクラスターが起きている中央区のライブハウスでは、新たに3人の感染を確認し計12人となった。内訳は10~50代の客9人と運営スタッフ3人。
道は、後志管内の20代女性の医療従事者の感染を確認。この女性について余市協会病院(余市町)が同病院勤務と発表した。
小樽市は、年代非公表の女性販売員の感染を確認。イオン北海道(札幌)は、イオン小樽店内にあるテナントの従業員1人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1261人。現在の患者数は114人で、3人が重症。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には37人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は11・7人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は4・9人(同3人以下)(3)入院患者数は77人(同250人以下)―となり、新規患者数と感染経路不明が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・56人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を20日連続で上回った。