道と札幌市は1、2の両日で、新たに27人(1日18人、2日9人)の新型コロナウイルスを確認したと発表した。このうち7人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ1455人(実人数1436人)となった。
道は計8人の感染を発表。千歳市では北星病院に勤務する年代・性別非公表の医療従事者、60代の自営業男女2人の計3人の陽性が判明した。胆振管内では20代の男性会社員と年代・性別・職業非公表の2人、石狩市では50代の市職員の感染が確認された。
札幌市は、計19人の感染を発表。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連の感染者も含まれているという。ススキノ関連の感染者は24店、計46人となった。
また、南区の林下病院で入院患者3人、看護師2人の計5人が陽性となり、市ではクラスター(感染者集団)と認定。中央区のライブハウス(店名非公表)でも新たに客5人の感染を確認。同店関連の感染は計9人となり、市はクラスターが形成されていると発表した。道内のクラスターは計30例となった。
道内で治療を終えて回復したのは1252人。現在の患者数は100人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には35人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は9・1人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数は4・6人(同3人以下)(3)入院患者数は65人(同250人以下)―となり、感染経路不明が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・22人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を19日連続で上回った。