道と札幌市、旭川市は30日、新たに9人の新型コロナウイルスの感染者を確認したと発表した。このうち7人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ1413人(実人数1394人)となった。
札幌市は20代6人、30代1人のいずれも女性7人の感染を確認。うち5人の感染経路が分かっていない。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関係者が含まれており、同地区関連の感染者は23店、計44人になった。
道は胆振管内の男性会社員(年代非公表)の1人の感染を発表した。28日に発熱し、30日に陽性が判明。感染経路は不明という。
旭川市は、愛知県在住で外国籍の50代女性の感染を確認。行動歴などを調べている。
道内で治療を終えて回復したのは1237人。現在の患者数は73人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には24人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は6人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は3・1人(同3人以下)(3)入院患者数は49人(同250人以下)―となり、経路不明の新規患者数が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・80人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を16日連続で上回った。