6月の道内企業意識調査 コロナ影響2カ月連続減 帝国データ札支店

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  • 2020年7月25日

 帝国データバンク札幌支店は、新型コロナウイルス感染症に対する6月の道内企業意識調査結果を発表した。自社の業績に「マイナスの影響がある」と見込む企業は79・9%となり、4月調査(86・6%)をピークに2カ月連続で減少した。企業活動を再開する際に、優先して取り組む施策(複数回答)では「従業員の健康管理の継続」が67・5%でトップだった。

 「マイナスの影響」を見込む企業は前月比で0・8ポイント減少。内訳は「既にマイナスの影響がある」(53・1%)が前月比3・8ポイント増加したが、「今後マイナスの影響がある」(26・8%)は4・6ポイント減少した。

 マイナスを見込む企業が2カ月連続で減少したのは、5月25日の緊急事態宣言の解除と、6月19日の県境をまたぐ移動制限の解除により、社会・経済活動が段階的に動き始めた影響とみられている。

 マイナスを見込む企業の業界別では、「製造」が87%で最多。以下、「小売」(85・7%)、「卸売」(84・4%)、「サービス」(79・7%)の順。

 企業活動再開後、優先して取り組む施策では、最多の「従業員の健康管理の継続」に次いで、「感染症予防対策」(54%)が2位だった。

 企業側からは、「医療崩壊への対策強化と医療従事者への手厚い対応を望む」(農林水産業協同組合)、「ワクチンができるまではインバウンドに期待できないため、国内消費のみに注力するしかない」(水産食料品製造)、「緊急融資や制度融資を受ける際の条件がそれぞれ異なり、条件次第で融資を断られることもあって整合性が感じられない」(不動産管理)などの声が上がっている。

 調査は6月17~30日に、道内企業1125社を対象に実施。563社から回答を得た(回答率50・0%)。

企業活動再開後、優先して取り組む施策(複数回答、単位%)

順位     内  容         割 合

 1 従業員の健康管理の継続67.5

 2 感染症予防対策54.0

 3 既存事業の再強化39.6

 4 新型コロナ騒動前と同水準への回復32.5

 5 手元資金の準備28.6

 6 既存取引先の強化25.8

 7 多様な働き方(テレワークなど)の継続23.6

 8 資金計画の再度見直し21.0

 9 取引先の新規開拓20.6

 10 IT(情報技術)関連設備の強化19.9

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