熱中症対策のため、ごみ回収現場で作業員がマスクを外す場合があるとして、苫小牧市はホームページなどにお知らせを掲載した。市の担当者は「安全で安心な収集業務を継続するので、ご理解とご協力を」と呼び掛けている。
新型コロナウイルスの感染防止対策でマスク着用が求められる一方、環境省と厚生労働省は夏期の熱中症のリスク低減のため、屋外で十分に人との距離が保てる場合はマスクを外すよう注意喚起している。市は、家庭ごみの収集時も同様の配慮をするよう苫小牧廃棄物協同組合を通じて各事業者に伝えた。
これに対し組合側から、作業員のマスク未着用を市民からとがめられないか―と心配する声も上がった。市はホームページで「その日の気温や作業員の体調などにより、マスクを着用せずに作業を行うことがあります」と理解を求めている。