道と札幌市などは18、19の両日で、新たに22人(18日13人、19日9人)の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。このうち8人は感染経路不明という。道内の感染者は、延べ1348人(実人数1331人)となった。
札幌市は20~70代の男女16人の感染を確認した。クラスター(感染者集団)が発生しているススキノのキャバクラ店では、新たに従業員2人と客1人の3人の陽性が判明。同店関連の感染者は計15人となった。
道は千歳市の20代の男性自衛官、石狩管内の20代女性(職業非公表)、オホーツク管内の2人(年代・性別・職業非公表)、岩見沢市の70代無職男性の計5人の感染を発表。千歳の自衛官は、陸上自衛隊東千歳駐屯地に勤務しているという。道内での自衛官の感染は2人目。
小樽市も1人(年代・性別・職業非公表)の感染を新たに確認。同市は日中のカラオケ「昼カラオケ」ができるスナック3店(花園地区)で発生したクラスターは、収束したと発表した。計40人が感染し、2人が死亡した。
道内で治療を終えて回復したのは1158人。現在の患者数は88人で、重症は5人。102人が死亡した。軽症者向けの宿泊療養施設には23人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は7・7人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は2・3人(同3人以下)(3)入院患者数は65人(同250人以下)―となり、すべて達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・03人となり、国の緊急事態宣言解除の目安となった「0・5人程度以下」を5日連続で上回った。