道と札幌市は16日、新たに6人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。このうち3人の感染経路が不明。道内の感染者数は、1323人(実人数1306人)となった。
道は胆振管内の年代・性別・職業非公表の1人と、釧路管内の40代の女性パート従業員の感染を確認。うち40代女性について、釧路市教育委員会は市立中学校の給食配膳員と発表した。
札幌市は20代の男性会社員2人と、30代の男性公務員、80代の女性の計4人の感染を確認。30代の男性は道が環境生活部所属の職員であることを発表。10日に発熱し、11日に医療機関を受診し、15日に陽性が判明した。
道内で治療を終えて回復したのは、1141人。現在の患者数は80人で、重症は5人。102人が死亡した。軽症者向けの宿泊療養施設には20人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は5・7人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は1・6人(同3人以下)(3)入院患者数は60人(同250人以下)―となり、すべて達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・76人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を2日連続で上回った。