苫小牧市柏原のいすゞエンジン製造北海道は地域奉仕活動の一環として、市内外の病院4院にペダル式の消毒スタンド計22基を寄贈した。ペダルを踏めばボトルに触れることなく手指の消毒ができる。寄贈を受けた王子総合病院(若草町)は正面玄関や夜間救急窓口など6カ所に設置し、「非接触型の消毒環境が整い感謝している」と喜んだ。
同社営業課によると、複数の医療機関で入手困難になっていると、社員の家族らから聞いたのがきっかけ。効率的に仕事をこなすため作業負荷低減活動に力を入れている同社にとって、ペダル式消毒スタンドの製作は「最も取り組みやすいお手伝いの一つ」だった。社員4人が業務の合間を縫って製作し、約10日間で22基を仕上げたという。
担当者は「医療従事者の皆さんのお役に立てたら」と話し、より安全で使いやすいものを目指すため「使ってみて問題があれば手直しにも応じたい」と話している。
同病院のほか、苫小牧市立病院、苫小牧日翔病院、千歳第一病院にも寄贈した。