道と札幌、小樽両市は2日、新型コロナウイルスに感染した札幌市の70代男性が死亡し、新たに8人の感染を確認したと発表した。道内の死者は101人、感染者は延べ1275人(実人数1258人)となった。
札幌市は40代男性(職業非公表)と70代男性の2人の感染を確認した。うち70代男性はクラスター(感染者集団)が発生した住宅型有料老人ホーム「かがやき八軒」(西区)の入所者。同ホーム関連の感染者は計21人となった。
小樽市は80代男性と60代の男性(職業非公表)の2人の感染を発表した。いずれもクラスターが発生している「昼カラオケ」の利用客。同市の「昼カラ」関連の感染者は39人(うち2人が死亡)まで拡大した。
道は石狩市の70代男性と、帯広市の30代女性、10歳未満の男児と女児の計4人の感染を確認。帯広の3人は同居家族という。
道内で治療を終えて回復したのは1077人。現在の患者数は97人で、重症は5人。軽症者向けの宿泊療養施設には10人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は8・4人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は0・9人(目標3人以下)(3)入院患者数は87人(同250人以下)―となり、すべて達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・12人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を上回っている。