道と札幌市は6月30日、新たに13人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。札幌市では、クラスター(感染者集団)が発生している西区の住宅型有料老人ホーム「かがやき八軒」で40~90代の男女12人の陽性が判明し、同施設関連の患者は20人に増えた。
同施設では施設職員3人、入居者8人、介護職員1人が感染し、いずれも軽症か無症状。道が発表したのは十勝管内の80代女性で、重症という。
道内の感染者は延べ1263人(実人数1246人)。99人が亡くなり、1061人が治療を終えて回復している。現在の患者は97人で、重症は6人。
道が独自に設定した3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)が9人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は0・7人(同3人以下)(3)入院患者数は99人(同250人以下)。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人」を上回る1・20人となっている。