札幌、小樽の両市は26日、新たに5人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。道内の感染者は延べ1221人(実人数1204人)となった。
小樽市は、60~70代の男女4人の感染を発表。うち2人がクラスター(感染者集団)が発生している「昼カラオケ(昼カラ)」のスナック利用者で、同店関連の患者は11人になった。
同市内ではこのほか2人が感染し、1人は昼カラを実施する他店の経営者。残りの1人はこれまで発表された感染者の濃厚接触者という。
札幌市は80代男性の感染を確認したが、感染経路を追えていない。
道内で治療を終えて回復したのは1044人。現在の患者数は79人で、うち重症は7人。98人が亡くなっている。軽症者向けの宿泊療養施設の入所者は1人。
道が独自に設定した3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は4・1人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は0・6人(同3人以下)(3)入院患者数は78人(同250人以下)―と、すべてクリアしている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・55人。2日連続で国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人」を上回った。