苫小牧市は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅減収となり、運転資金の確保や雇用維持に苦慮する市内の事業者に一律10万円を支給する「中小事業者持続化支援金」の申請を受け付けている。
市の独自支援制度で、支給要件は市内に主たる事業所があり、コロナ禍で1カ月の売り上げが前年同月比で半減し、国の持続化給付金を受給していることが必須。さらに(1)コロナ関連の融資を受ける(2)国の雇用調整助成金または緊急雇用安定助成金の受給決定―のいずれかに該当することも要件となる。
「コロナ禍で苦境にある幅広い業種への支援を狙った条件設定」(工業・雇用振興課)で、対象事業者数を約1000社と想定する。
申請書と誓約書は市のホームページで印刷でき、市役所でも受け取れる。このほか、主たる事業所を証明する確定申告書、持続化給付金の「給付通知書」、条件(1)か(2)の関連書類、支援金の振り込み口座通帳の各写しの添付も求めている。
申請先は、市役所9階の緊急経済対策給付金室。簡易・一般書留など郵便物の追跡、配達時の受取確認ができる郵送の申請を推奨しているが郵送が困難な場合は窓口で相談も受ける。
申請は来年2月26日まで。問い合わせは同給付金室(平日午前8時45分~午後5時15分) 電話0144(32)6445。