道と札幌市、小樽市は24日、新型コロナウイルスに感染した札幌市の70代男性が死亡し、新たに10人の感染を確認したと発表した。
小樽市では「昼カラオケ」によるクラスター(感染者集団)が発生。道内の死者は98人、感染者は延べ1210人(実人数1193人)となった。
小樽市は60~80代男女5人と年代・性別など非公表の4人の計9人の感染を発表した。すべて「昼カラオケ」を楽しめる市内のスナックを利用する客(7人)と店の経営者、客の家族。7人は同じカラオケサークル仲間という。「昼カラ」関連のクラスターの発生は、道内で4例目。
札幌市は70代女性の感染を確認。また、勤医協中央病院(東区)のクラスターが収束したと発表した。道の新規感染確認はなかった。
道内で治療を終えて回復したのは1028人。現在の患者数は84人で、重症は6人。軽症者向けの宿泊療養施設では2人が退所し、入所者は2人となった。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は3・7人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は0・6人(同3人以下)(3)入院患者数は82人(同250人以下)―となり、すべて達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・495人となり、国が緊急事態宣言解除の目安としていた「0・5人程度以下」を3日連続で下回った。