インターハイ・アイスホッケー 東胆振出場 チーム紹介(2)

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2025年1月17日
北海道栄
北海道栄
苫小牧中央
苫小牧中央

  -北海道栄 「ハードワーク」で試合支配

  「ハードワーク」を武器に、決勝の舞台を狙う北海道栄。小林弘典監督はチーム状況について「昨年11月以降は上向き。3年生がチームを引っ張る姿も見られる」とし「決して強いチームではない。相手の良さを削ってゴールを狙っていきたい」と話す。

   ディフェンスゾーンでの堅い守りからパックを奪って攻撃に転じ、オフェンスゾーンでゲーム展開する時間を増やす。相手ディフェンスへは速いプレッシャーをかけてミスを誘いチャンスを狙う。スコアリングなどの課題もあるが、1試合60分間でハードワークをやり遂げるため、練習では運動量の多いドリルを多くこなしている。小林監督は「個ではなく、チーム全員で戦っていってほしい」と期待を寄せる。

   前年度のインターハイは、準々決勝で駒大苫に先行を許し、終盤に追い上げるも1点差で敗れて8強にとどまった。主将のDF村山翔哉は「今年はベスト8の壁を破りたい」と意欲を燃やす。「練習でハリーバック、フォアチェックなど、走るメニューに徹底的に取り組んでいる。その意識は全員高く持てている」と気合十分だ。

   シーズンを通し、勝利が遠のく時期もあったが、村山主将は「失点したとき、落ち込んだときなどにはチームへの声掛けをしたり、改善が必要なときは話し合うようにしている」とチームをけん引。「目指すは優勝。応援に来てくれる人もたくさんいると思うので、恩返しできるよう、ゴールをたくさん取っていきたい」と意気込みを語った。

  【今季の主な成績】

   ▽全国選抜大会3位(8月)▽NHK杯大会準優勝(9月)▽南北海道大会3位(10月)▽全道大会ベスト4(12月)

  -道栄・登録メンバー

  ポジション/背番号/名前(学年)

  GK  1 チョイ スフン(3年)

  GK 44 常川  結昂 (3年)

  GK 55 佐々木 奏太 (2年)

  GK 88 新関   陸 (1年)

  DF  2 角田  悠輔 (3年)

  DF 17 小林  慶大 (3年)

  DF 81 村山  翔哉 (3年)

  DF 12 髙橋  煌仁 (2年)

  DF 15 松本  光洋 (2年)

  DF 18 石田  皐久 (2年)

  DF  7 沖田  剛生 (1年)

  DF 30 大槻  桔平 (1年)

  DF 37 池上  凌央 (1年)

  DF 86 中尾  拓翔 (1年)

  FW 13 中尾  靖士 (3年)

  FW 14 中出  元輝 (3年)

  FW 19 駒木根 大成 (3年)

  FW 21 加藤  大成 (3年)

  FW 23 田中  佑志 (3年)

  FW 39 菊池  誠眞 (3年)

  FW 96 チャ ジュンヒョック(3年)

  FW  8 菊田  陸生 (2年)

  FW 46 佐藤  輪生 (2年)

  FW 52 キム ゼヨン (2年)

  FW 97 増子   凜 (2年)

  FW  9 庄司  優太 (1年)

  FW 10 小松  結真 (1年)

  FW 87 北岸  朋也 (1年)

  FW 98 谷本  陸来 (1年)

  -苫小牧中央”チーム力”で決勝進出を

   2021年の活動再開以降で昨年度、インターハイへ初挑戦した苫小牧中央。そこまで導いた腰越雅敬監督は「チーム内で競争が見られ、いい感じで仕上がってきた」と手応え。チームは全国選抜大会(昨年8月)のベスト4を経て、今大会では決勝進出を目指す。

   「走る、当たる、打つ」をコンセプトとし、力のあるファーストラインを軸とした攻撃、GK高瀬を中心とした守備でチャンスメークし勝利を狙う。選手間のコミュニケーション力を上げるため、コンセプトに「しゃべる」を加えチーム力強化も図ってきた。昨年末には他校としのぎを削る中で、シュート数増など数字として結果が見え戦術の幅も広がった。

   腰越監督は「試合の運び方や良いプレー選択ができるようになってきたし、フィジカルでも当たり負けをしなくなってきた。同じミスを繰り返さずに対応し、戦術を理解して、目標を達成してほしい」と期待する。

   活動再開2年目に入学し、2回目のインターハイを迎える主将のFW髙柊太は「大会に向けて雰囲気は良い」とチームの状況を語る。主将としてチームメートが落ち込んでいるときに慰めるだけでなく、良くないプレーをした時には指摘し、仲がいいだけの関係にならないよう意識。

   「3年なので、負けた時点で高校ホッケーは終わるという意識で、目の前の試合や相手にぶつかっていく」と意気込む。「シーズン初めに掲げていた全国ベスト4の目標は夏に達成できた。次は決勝の舞台を目指そう―と、みんなで取り組んできたし、たくさん練習してきた。スピード感のある中央のホッケーが地元の皆さんに伝わるようなホッケーをする。全員で目標達成に向かっていく」と闘志を燃やす。

   【今季の主な成績】

   ▽全国選抜大会ベスト4(8月)▽NHK杯大会ベスト4(9月)▽南北海道大会準優勝(10月)▽全道大会ベスト8(12月)

  -苫中央・登録メンバー

  ポジション/背番号/名前(学年)

  GK 70 高瀬 優一朗 (3年)

  GK 41 天坂  将磨 (2年)

  GK 31 根本  優太 (1年)

  GK 33 平山  陸  (1年)

  DF 12 五十嵐 勇生 (3年)

  DF 21 古館  空大 (3年)

  DF  8 関川  柊斗 (2年)

  DF 19 磯嶋  拓人 (2年)

  DF 65 菅原  楓芽 (2年)

  DF 13 石岡  遥斗 (1年)

  DF 20 佐藤  太一 (1年)

  FW 17 髙   柊太 (3年)

  FW 25 白川  陽翔 (3年)

  FW 68 佐藤  壯磨 (3年)

  FW  9 高山  塁  (2年)

  FW 14 豊嶋  幹太 (2年)

  FW 28 日向  悠晟 (2年)

  FW 32 横山 颯太郎 (2年)

  FW 11 北向  主橙 (1年)

  FW 18 井川  晶瑛 (1年)

  FW 29 桝澤  佑希 (1年)

  FW 72 尾崎  弾心 (1年)

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