まちの風景

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2025年1月16日

 「1990年代に倒産したはずのブルーハウスの雑貨店が2000年代に入ってもこの辺で営業していたな」「あそこにハリウッド風の映画看板みたいのが立っていたっけ」。マイカー通勤中、車窓から苫小牧市西部の国道沿いに目をやるとふとそんなことを思い出すことがある。

 この20年余りでまちの風景は随分変わった。丸井今井やイトーヨーカドーが閉店し地場の王子サービスセンター、ハッピーワン、ビートップも姿を消したがコンビニ、ドラッグストアといったチェーン店は急増した。苫小牧民報社本社向かいの雑居ビルも解体され、更地になるなどそこに在り続けると思っていたものがいつの間にか無くなると、切なくなる。

 創刊75周年を迎えた苫民の紙面を中心に、平成の30年間を振り返る企画が15日に始まった。昭和のバブル景気が平成に入っても数年続いた後、不況に陥り、政府は規制緩和を推進。地方では資本力ある企業の進出と撤退が繰り返され、まちの風景はいびつになった。閉塞感漂う中で民間だ、コンサルだと外部依存志向が強まり、行政、産業の空洞化が進んでいく。だから平成史は昭和史に比べ少し暗い印象だ。今年は「昭和100年」。懐かしむばかりではなく過去に学び、まちの在り方を考える契機にしたい。(輝)

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