今年、創部100年を迎えた苫小牧工業高校アイスホッケー部OBの柏倉光一さん(工業化学科45回)は、来年1月に苫小牧市で開かれる全国高校アイスホッケー大会(インターハイ)で母校を応援しよう―と、卒業生へ呼び掛けている。柏倉さんは「歴史あるアイスホッケー部の現役選手たちを後押しできれば」と話している。
同校は全国制覇7度、全道大会では11度の優勝を誇り、五輪の日本代表選手や現在のアジアリーグにも優秀な選手を輩出してきた。しかし、近年は私立高校の台頭や少子化などによる競技人口の減少により、栄冠からは遠のくようになった。それでも地道なPRなどにより、部員不足を乗り越え、古豪復活に向けて選手たちは日々汗を流している。
インターハイで同校は当番校も担う予定で、柏倉さんは「創部100年を迎え地元で全国大会が行われる。OBたちが一堂に会し、応援できれば」と語る。20年ほど前にOB会は解散したため、現在は一人で紙製の横断幕を制作したり、ラジオのFMとまこまいなどを通して広報活動を行っている。「一人でも多くのOBに集まってもらい、リンクで選手たちを鼓舞したい」と、準備に奔走している。
組み合わせ抽選会は来年の1月6日に同校で行われる。問い合わせは柏倉さん 携帯電話090(8908)0806。