過去5年、一発勝負の難しさにのまれタイトルから遠ざかっているレッドイーグルス北海道。明大戦で、3得点目を挙げた主将のFW中島彰吾は「スタートから良いホッケーができたし、無失点で終わることができたので良かった」と試合を振り返る。直近のリーグ戦やジャパンカップでは結果が出ていないが「しっかり切り替えられていると思う」と前を向く。
5大会、越えられなかった準決勝の壁を前に中島は「まずは自分たちのホッケーをすることに集中する。シンプルに走ってボディーチェックをしていく部分は監督からも言われている。相手にいかにチャンスを与えないように―というプレーをしていく」と話した。
勝ち上がっていくため、チームでは「今季はターンオーバーからの失点が多いので、なくしていこうと話している」と意識を共有。「固くならず、イーグルスらしいプレーをする。ミスを恐れず、カバーし合い、明るく良い雰囲気で臨んでいきたい」と静かなる闘志をたぎらせる。
荻野監督はタイトル獲得に向け「5年間取れていないし、菅原宣宏前監督の思いもコーチ時代から感じていた。良い選手が集まり、全員が努力するチーム。このメンバーで最高の舞台に立ちたい」と大きな思いを背負い、決勝の舞台を目指す。