アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は4日、障害者福祉サービス事業所の工房四季(苫小牧市若草町)を訪問した。DF山田虎太朗、GK成澤優太、FW柴田嗣斗の3選手が利用者たちと交流し、楽しいひとときを過ごした。
交流会では、選手たちがスティックの使い方を利用者に教え、小さなゴールをめがけたシュート体験を行った。「GKがいるイメージを」と成澤がゴール前に立ったり、山田や柴田がシュートを放って見せたりして競技の魅力を伝えた。
ビンゴ大会の後に設けられた質問タイムで「観客席からの声援は聞こえるか」との問いに、山田は「届いている。好プレーに対する反応や手拍子は力になる」と回答。GKの守備について質問を受けた成澤は「パックはもちろん、選手の目線や癖も見て守っている」と話した。最後に利用者たちは、同施設で制作している手芸、木工品を選手へプレゼントし、記念撮影も行った。
利用者のうち、希望した人は同日午前中、レッドイーグルス北海道の練習を見学。その後、施設内を装飾して選手たちを迎えた。また、年末に行われるアジアリーグジャパンカップホーム戦にも応援に訪れる予定で、激励を受けた柴田は「年内最後の試合で格好良い姿を見せる。熱い声援を」と意気込みを語った。
レッドイーグルス北海道が障害者施設を訪問するのは、チームクラブ化以降、今回が初めて。