道と札幌市は23日、新型コロナウイルスに感染した札幌市の80代男女2人が死亡し、空知管内の1人(年代・性別・職業非公表)が新たに感染したと発表した。同市で新規感染者がいなかったのは4月6日以来、78日ぶり。道内の死者は97人、感染者は延べ1200人(実人数1183人)となった。
道内で治療を終えて回復したのは1020人。現在の患者数は83人となり、重症は8人。軽症者向けの宿泊療養施設の入所者は4人まで減った。
道が独自に設定した3指標については(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は3・1人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は0・6人(同3人以下)(3)入院患者数は79人(同250人)―といずれもクリアしている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数も0・42人となり、国が緊急事態宣言解除の目安としていた「0・5人程度以下」を2日連続で下回った。