電話で話しましょう―。苫小牧家庭生活カウンセリング協会は、新型コロナウイルスの影響で人が集い会話を楽しむ機会が減っていることから、同協会の電話相談を気軽に利用するよう市民に呼び掛けている。新型コロナに起因した不安や悩み、ストレス相談、雑談や愚痴などにも対応。利用は無料で、担当者は「皆さんの心が少しでも軽くなるお手伝いができれば」と話す。
同協会は苫小牧北ロータリークラブの提唱で1995年に設立。市医師会館(旭町)に事務所を構え、電話や面談などで相談に対応してきた。
毎週水曜日と金曜日には「心の悩み相談」を実施。研修講座を修了した市民による同協会カウンセラーが事務所に滞在し、学校や職場、家庭内での人間関係、近隣トラブル、子育て、いじめや不登校など、さまざまな悩みや不安の声に耳を傾けてきた。
新型コロナ感染拡大の影響で3月下旬から一時休止していたが、政府による緊急事態宣言の解除などを受け、今月に入ってから活動を再開。新型コロナ関連の相談や悩みにも積極的に対応しようと、ポスターを自作して活動のPRにも乗り出した。
担当者は「話をすることは心と体の調子を整えることにもつながる。日常生活の何気ない雑談でもいいので、ぜひお話しをしませんか」と呼び掛けている。
「心の悩み相談」は毎週水曜日と金曜日、午前10時~午後4時。秘密厳守 電話0144(36)8582。