新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性がある場合に通知が来るスマートフォン向けアプリ「厚生労働省新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOA(ココア)」の運用が19日、始まった。アプリと、接触情報を収集するための近接通信機能(ブルートゥース)は無料だが、インストール時や通知を受け取る際の携帯電話の通信料は掛かる。利用を希望する人は、次の方法で登録できる。
(1)スマホの「App Store」か「Google Play」からアプリをインストールする。アプリは「接触確認アプリ」で検索すれば出てくる。
(2)インストールし、「開く」を押すと「このアプリでできること」の画面が出てくるので「次へ」を押す。
(3)「プライバシーについて」が出てくるので「利用規約へ」を押し、さらに「規約に同意して次へ」を押す。
(4)「接触確認アプリケーション プライバシーポリシー」が出てくるので「同意する」を押す。
(5)「接触検知をご利用いただくために」が出てくるので「有効にする」を押す。
(6)「COVID―19(新型コロナウイルス感染症)の濃厚接触の可能性の通知」が出てくるので「ONにする」を押す。
(7)「通知をご利用いただくために」が出てくるので「有効にする」を押す。
「ご登録いただきありがとうございました」が出てきて登録は完了する。
アプリの仕組みはまず、同じように登録した人が1メートル以内に15分以上いた場合、14日間記録として残る。利用者の誰かが新型コロナ陽性と診断された場合、保健所がその利用者にコード番号を送信する。受け取った利用者が同意してその番号を入力すると、接触があった人に通知される。
接触があったかどうかは、アプリの「陽性者との接触を確認する」を押せば分かる。「陽性者との接触は確認されませんでした」か「陽性者との接触確認1件」のように表示される。接触が確認された場合は「症状を入力して相談」か「電話で症状を伝えて相談」を押して相談できる。
厚生労働省は、プライバシーに配慮して利用者や陽性者は特定されないとしている。また、登録した人同士での情報交換のため、「利用者が増えることが感染拡大防止につながる」と呼び掛けている。