道と札幌市は18日、新型コロナウイルスに感染した性別・居住地非公表の80代の1人が死亡し、新たに5人の感染を確認したと発表した。道内の死者は93人、感染者は延べ1189人(実人数1172人)となった。
道は石狩管内の60代男性と50代女性の2人の陽性を確認した。うち50代女性の感染経路が不明。札幌市は60~80代の男女3人の感染を発表。いずれも感染経路は追えているという。
道によると、石狩管内の60代男性はクラスター(感染者集団)が確認された昼間にカラオケができる「カラオケ広場 さっぽろ挽歌」(札幌市北区)を利用していた。また、同市はクラスターとなった3店舗で新たに5人の感染が判明したと公表。18日までに「昼カラ」で感染した利用客と従業員は計57人(18店舗)となった。
道内の現在の患者数は108人で、重症は11人。軽症者向けの宿泊療養施設には11人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は6・4人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は1・9人(同3人以下)(3)入院患者数は97人(同250人以下)―となり、いずれも達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・86人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」には達していない。