苫小牧市内のNPO法人寺子屋こどもの未来(山川貢代表)が運営する子ども食堂「寺子屋みんなの食堂」が約4カ月ぶりに再開した。新型コロナウイルスの影響で一時休止を余儀なくされていたが、再開当日の13日は入場時の体温測定や手洗い・マスク着用、参加人数の制限など対策を徹底。久しぶりに顔を合わせた子どもや大人が笑顔で楽しいひとときを過ごした。
会場の日新町内会館には未就学児や子ども25人と保護者など9人が参加。児童らは広いホール内を全力で走り回ったり、苫小牧工業高等専門学校の学生らから勉強を教わったりするなど、思い思いの時間を満喫した。
スタッフらが手作りした昼食は人気メニューのカツカレーとフルーツポンチ。おなかをすかせた子どもたちは「おいしいね」とみんなで一緒に食事を堪能。保護者もゆったりとした雰囲気の中で料理を味わった。
市内糸井から3歳と5歳の息子2人と一緒に訪れた大場理絵さん(41)は「以前からよく利用しており、休止中は寂しかった。親子でずっと再開を楽しみにしていた」と久しぶりの時間を過ごしていた。