札幌市は16日、新型コロナウイルスに感染した60代男性が死亡し、新たに70~80代の女性2人の感染を確認したと発表した。道による新規感染者の確認はなかった。これで道内の死者は92人、感染者は延べ1178人(実人数1161人)となった。
また、札幌市は、これまでの感染者に、日中にカラオケを楽しむ「昼カラオケ」の利用客と従業員の計2人の感染を新たに確認したと発表。クラスター(感染者集団)が発生している2カ所の喫茶店とは別の店舗で、いずれも60代以上の女性という。市内と近郊の「昼カラ」での感染は計51人、18店舗となった。
道内の現在の患者数は116人で、重症はうち10人。軽症者向けの宿泊療養施設には14人が入所している。
道が独自に設定している3指標については(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は6・6人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は1・9人(同3人以下)(3)入院患者数は102人(同250人以下)―となり、いずれも達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・88人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」には達していない。