新型コロナウイルスの感染拡大が市民の生活や精神面にどのような影響を及ぼしているかを調べるため、苫小牧市はインターネットを使ったアンケート調査を実施中だ。市民の働き方や生活スタイルがどのように変わり、現在どのような状況にあるのかを調べ、その結果を男女平等参画に関する施策や計画などに生かす考え。調査期間は15日まで。
アンケートは生活スタイルの変化の実態をより詳しく調べるため、市が独自に実施。インターネットで回答できる人に限定されるため正確な実態把握にはならないが、性別によってコロナ禍で受けている影響や困りごとなどに差が生じるのかどうか、男女平等参画の視点から捉える考えだ。
調査内容は大きく分けると10項目から成り、働き方や生活の変化状況、困りごとなどについて質問している。例えば生活や行動の変化を問う項目では、「収入」「食事の支度や掃除などの家事」「子どもとのコミュニケーション」「夫や妻、パートナーとのけんか」など17の分野についてそれぞれ、「増えた・減った・変わらない」の3段階で回答してもらう。感染拡大に伴って特に困っていることや心配なこと、逆に前向きに捉えられるようになったことなどを問う項目もある。
担当する市協働・男女平等参画室は「市民の大半が多かれ少なかれ、新型コロナの影響を受けていると思う。今後の施策にも生かしたいので、ぜひ多くの回答をお待ちしています」と話す。
「新型コロナウイルスによる影響についての男女平等参画アンケート」は市のホームページに専用フォームを掲載している。