道と札幌市は11日、新たに7人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち、感染経路不明は2人だった。道内の感染者は延べ1144人(実人数1127人)となった。
札幌市は、70~80代の男性4人と、年代・職業非公表の女性、年代・性別非公表の無職の1人の計6人の感染を発表した。日中にカラオケを楽しむ「昼カラ」が利用できる喫茶店で利用客と従業員計10人(5月28日~6月11日発表分を含む)の感染も確認し、クラスター(感染者集団)と認定。9日にクラスターを発表した喫茶店とは別の店で、「昼カラ」の集団感染としては2例目となった。
道は年代非公表の空知管内の無職男性の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは931人。現在の患者数は122人で、重症は11人。91人が死亡している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)が5・6人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は1・3人(同3人以下)(3)入院患者数は105人(同250人以下)―と、すべてクリアしている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・74人となり、国が緊急事態宣言解除の目安としていた「0・5人程度以下」に達していない。