道と札幌市は10日、新たに5人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。道内の感染者は延べ1137人(実人数1120人)となった。また、「昼カラオケ」でクラスター(感染者集団)が発生している札幌市内の喫茶店で、新たに利用者3人(9、10日の発表分)の陽性が判明し、感染者は計13人となった。
道は石狩管内の50代女性の感染を公表。札幌市は60~70代男性2人と年代・性別・職業非公表の2人の計4人の感染を確認した。
このうち、50代女性は北洋銀行光星支店(札幌市東区)の職員で、同支店での感染者は2人目。1人目の感染者の濃厚接触者で、同じ業務課に所属していた。同支店は10日午前10時半から臨時休業し、支店職員全員を自宅待機とした。建物内を改めて消毒し、代替要員で11日から通常営業を再開した。
道が独自に設定する3指標については(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は5人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は1・1人(同3人以下)(3)入院患者数は108人(同250人以下)―とすべてクリアしている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・67人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を上回っている。