苫小牧市は課税証明書の発行について、郵送による請求など市役所窓口以外での取得の活用を呼び掛けている。個人事業主などの納税に係る2019年分の課税証明書の発行が10日から始まっており、新型コロナウイルス対策で窓口の混雑を緩和するのが狙い。
課税証明書は1通300円で、窓口申請のほか、郵送による請求や、マイナンバーカードを持っている人はコンビニのマルチコピー機でも発行が受けられる。
郵送の場合は、市のホームページから交付請求書を印刷して必要事項を記入し、▽返信用封筒▽手数料分の定額小為替(郵便局で発行)▽運転免許証など本人証明書類のコピー―を同封して市窓口サービス課宛てへ。手数料の支払いは現金書留での送付も認めている。
窓口での申請は、市役所1階の窓口サービス課に加え、勇払、のぞみ、沼ノ端各出張所、住吉、豊川、駅前各証明取扱所でも可能。市役所と勇払出張所以外は土・日曜日も対応している。
市によると、課税証明書の発行業務は昨年まで市民税課で担っていたが、今年1月の総合窓口開設に伴い窓口サービス課に移った。ただ、同課は転入転出などの他の証明発行業務もあり混雑が予想されるため、担当者は「緊急ではない場合、窓口以外での取得を検討してほしい」と話している。