日本花き振興協議会は、12日まで道庁1階に道産のデルフィニウムなど1万本の花を展示している。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて需要が落ち込んでいる花きを生かし、華やかな空間を演出。来庁者は「いい匂い」などと口々に語っていた。
国の「公共施設等における花きの活用拡大支援事業」を活用。展示しているのは、道産のアルストロメリア、スイートピー、スターチスなど。展示は8日に始まった。花は道庁のほか、札幌市役所本庁舎正面玄関にも展示している。
道内の2018年度の切り花の産出額は102億円で、全国4位。道農政部生産振興局は「新型コロナの影響から家で過ごす時間が増え、ストレスをためている人もいるかもしれない。花が癒やしにつながれば」としている。