札幌市は9日、5月以降に公表したクラスター(感染者集団)を除く感染者の行動歴を調査した結果、27人が「昼カラオケ」に関わっていたと発表した。このうち10人(利用客7人、従業員3人)が同じ喫茶店で感染したとみられ、市では新たなクラスターが発生したと認定した。
27人の内訳は60代以上が24人と大半を占め、50代以下は3人。感染者の「昼カラオケ」はカラオケボックスではなく、喫茶店などで昼食・軽食を提供し日中に行われるカラオケ。15店舗で確認されたという。
市では、新たな感染を防ぐため、従業員や利用客の感染予防対策を要請。具体的には▽換気を十分に行う▽飛沫(ひまつ)が他の人に飛ばないよう距離を取り、マスクなどを着けて歌唱・会話をする▽マイクを共用せずに複数のマイクを使う▽マイク、リモコンなどを小まめに消毒する―ことを求めている。