道と札幌市は8日、新型コロナウイルスに感染した男性(年代・居住地・職業非公表)1人が死亡し、同市で新たに4人の感染を確認したと発表した。道内の感染者は延べ1125人(実人数1108人)、死者は91人となった。
札幌市で感染が確認された4人のうち、60代の男性会社員のみ感染経路が不明だった。
また、札幌丸井三越は、丸井今井札幌本店一条館(中央区)4階紳士服売り場の販売員が感染したと発表。微熱が出た3日から自宅待機し、7日に陽性が判明した。客と従業員に濃厚接触者はいないという。一条館は7日の営業終了後に全館消毒し、通常営業している。
道内で治療を終えて回復したのは888人。現在の患者数は146人で、11人が重症。軽症者向けの宿泊療養施設には12人が入所している。
道は8日までの居住振興局別の累計検査人数も発表(道分のみ)。石狩が2397人で最多。胆振は445人で上から6番目。日高は135人で、下から5番目だった。
道が独自に設定した3指標については(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は4・1人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は1・3人(同3人以下)(3)入院患者数は134人(同250人以下)―といずれも達成している。
一方、道内の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・55人。国の緊急事態宣言解除の基準の一つだった「0・5人程度以下」に達していない。